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録音制作完了 そしてORT復活

今週の11,12日で「感謝の歌」と「メイフィールド」を録り終えた。この歌を多くの人たちに贈りたい、と集結した人々と共に録ってきた。

録音初日の 感謝の歌 の制作では、バンドトラック録音の時点から僕は、3年かかってようやくこの日を迎えた感慨で胸がいっぱいだった。これまで 一緒にやってきたバンドの皆さんも、この日はリラックスしているように振舞っていながらも、いつものライヴ以上に気合が入っているのがわかった。

バンド・トラックを録って、僕の歌録りの番が来て、マイクの前で歌いだすと、これまでの3年間の様々なできごとが胸に去来してきて万感の想い。

特に、この録音プロジェクトの状況的にも、最も苦境に立たされていた去年の冬頃に、もはやこの曲の録音をあきらめて志半ばに 引退して、家庭の経済の安定のためにどこかの会社の正社員にでもなろうかと弱気になった僕を、娘の出産後半年足らずの授乳中の妻が、「あたしが夜に働くか ら、父ちゃんは歌をあきらめずに、あたしが働いている夜は娘の面倒を見てて。」と、ORITO復活の為の 妻の捨て身の献身への感謝の想い。その時の心も体も寒々とした光景。

俺の妻は 「感謝の歌」のモデルそのものの 最高の女じゃないか という感動。

「やっぱり君には、そんなことまでしてほしくない。今の状況はこのまま変わらないはずはないから。なんとかなるさ。」と授乳中の妻を働かせるのを すぐに取りやめさせて、僕は心の中で「畜生。なんで俺や俺の家族がこんな目にあわされなきゃならないんだ。必ず新作の 録音とORITOの復活を実現させてやる。絶対に。」と心に改めて誓った日のこと。

その日の妻の姿がどうしても脳裏をよぎって、歌入れの最中に何度も涙が流れそうになるのを必死でこらえて、なんとか 感謝の歌 の歌入れを終えた。

こんな万感胸に迫る歌入れはメンフィス録音以来のこと、いや、それ以上だったかもしれない。

このレコーディングで上手く歌えたかどうかなんて、この曲に関しては二の次三の次。

この日、僕は妻に対して、全身全霊の 感謝の歌 を捧げたのだから。

僕の妻の すだまちゃん ありがとう。愛してるよ。
君がいてくれなかったら、ORITOは復活できなかったよ。
これからも僕と一緒にいてね。愛しい人よ。